和を保つために何をするか
── 残業ひとつにも、まったく違う景色がある
🎙️ #133 和を保つために
マツダミヒロです。
8人子どもがいます。
っていうのは、僕の話じゃなくて、昨日お会いした方の話です。
14年間フランスに住んでて、8人の子育てをしている方がおりまして、この度ね、本を出したということでお会いしたんですよね。
22年前に発掘してくれた編集者
僕を22年前に発掘してくださった、タカトモさんっていう編集者の方がいるんですけど、コンマリさんとかも発掘した方なんですよね。
そのタカトモさんの出版塾で、その方が本を出されるということで、この間タカトモさんと話してた時に、ちょうどね、うちの塾生さんが今度本を出すんだよっていうことで、紹介していただいてあったんです。
フランスに住んでる方なので、紹介していただいて会ったんですけど、8人って言いましたけど、一番ちっちゃい子が1歳って言ってたかな。
なので、ちょっと前までは7人で、7人の子育てでシングルマザーで、その当時フランス語も何も分かんないっていう状況だったらしくて、想像できますかね。
いやー、すごいですよね。
想像を超える大変さの中で
よくね、子育て大変です、仕事が大変ですって、もちろん大変なのは十分承知ですよって聞くんですけど、この方ほど大変かどうか。
なんか、言葉も通じないんでしょう。すごいなって思って。
しかも、辛そうじゃなくて、楽しそうに、楽しそうじゃない、楽しく毎日を過ごされてたっていうことで、それがまたすごいなと思ったんですよね。
その方が出された本がですね、『フランス人の気楽な働き方、全力の休み方』っていう本なんですけど、その中にね、すごい面白いことがあって。
フランスでは残業は和を乱す
フランス人はどうかっていう話で、残業を引き受けることは、和を乱すっていうらしいんですよ。
これ、日本と真逆ですよね。
日本は、このチームでうまくやっていくために残業する、ということでやっている人も多いと思うんですけど。
日本人にとってもフランス人にとっても、理想の環境って、オフィスにいるチームメンバーが和を保つことなんですね。ここまでは一緒なんですけど。
でもフランスでは、自分こそは一人で残業するのは、全くルール違反だと。
たとえ自分が残業できる状態であっても、周りのことを考えて残業を断るべきだっていう話をしていたんですよ。
日本とは逆の「最悪のシナリオ」
最悪なシナリオはどういうシナリオかというと、例えば20人いるチームの中で、残業を引き受けた人がいるとするじゃないですか。
この1人が昇進して、チームリーダーになったとするじゃないですか。
そうすると、日本人的にはというか、努力した人が昇進したというふうに見えるんですけど、これがフランスでは最も嫌われる構図らしくて。
逆に、後でギクシャクするみたいな感じらしいんですけど。
これ、面白いですよね。同じ出来事を見ていても、努力が認められたって見るのか、和を乱すきっかけになるって見るのかで、こんなに違うんだなって。
最高のシナリオは、互いの権利を守ること
じゃあ最高のシナリオは何かっていうと、みんな残業しなくて、互いの権利を守りあって和を保つ。
それでその1人が昇進したんだったら、上司になっても部下になっても分かり合って、いいチームになれるっていう考え方らしいんですよ。
なので、残業することは和を乱すことだっていうことを聞いて、確かにそういう考えもあるなと思いました。
僕らの中では当たり前になっていることでも、場所が変わると、まったく違う意味を持つんですよね。
いろんな世界を知るということ
フランスに限らずに、日本と他の場所を比べると、全然違う考えがいっぱいあって。
だからこそ、いろんな考え方を持つ、視点を持つためにも、いろんな世界を見るというか、別にそれは海外に行くということではなくて、知るという意味です。
それを見るのも大事だなというふうに思いました。
自分の中ではこれが普通、これが和を保つこと、これが優しさ、これが協力、って思っていることが、本当にそうなのか。
別の文化や別の人の考え方に触れると、ふと立ち止まれるんですよね。
今日の問いかけ
💫「和を保つために何をしますか?」
和を保つって、同じことをすることじゃないのかもしれないですよね。
何を守ることが、本当の和につながるのか。そんなことを、ふと考えました。
マツダミヒロ
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