ゆっくり歩くと見えてくる豊かさ
── 街を味わう速度がある
🎙️ #132 ゆっくりの豊かさ
昨日は友人たちとまた待ち合わせをしてまして、家から10分くらいですかね、のカフェに二人で歩いて向かってました。
その通りは、本当にこう、ウィンドウを見てるだけでも美しいものばかり飾ってあったり、ディスプレイされてたりするので、通るのが楽しみな通りでもあるんです。毎週のように違う飾り方なので、見てるだけでもおもしろいんですよね。
いつもの通りで見かけた夫婦
週末ということもあって、普段通っている方々とはまたちょっと違う人たちが通ってたんですよね。
で、すごい素敵な夫婦がいて。もう着てるものもおしゃれだし、見た目もおしゃれだし、スタイルもいいし、本当に絵に描いたような二人だっていう、ご夫婦が僕たちのだいぶ前を歩いてたんですよ。
それで、どんどん近づいていって、抜かしたんですよね。
ふと気づいた「歩くのが早すぎる」
そこで、ふと気がついたんですけど、歩くのが早すぎる。
別の言い方をすれば、そのすごい素敵な夫婦が歩くのがゆっくりなんですよね。
でも、そのときに感じたのは、やっぱりその豊かさって、ゆっくりからくるんだなということでした。
なんか、ただおしゃれだとか、見た目が素敵だとか、そういうことだけじゃなくて、歩く速度そのものに、その人たちのあり方みたいなものが出るんだなって思ったんです。
ゆっくり歩くと、体も心も変わる
で、ちょっと調べてみると、ゆっくり歩いた方がカロリーを消費するらしいんですよ。
また、リラックスもするらしいんですね。
なので、気づくとね、スタスタスタスタ、その目的に向かってまっすぐ、一直線に歩いていくんですけど、もっとスローに、さらにスローに歩いていくっていうことをした方がいいんだなと思いました。
僕たちって、どこかに向かうとき、つい早く着くことを優先しがちじゃないですか。
でも、早く着くことと、豊かであることって、必ずしも同じじゃないんだなっていうのを、その夫婦を見ていてすごく感じたんですよね。
街には街のリズムがある
そういえばね、フランス人のお友達になったっていう人も言ってたんですけど、東京に行った時に、すごいみんな歩くのが早すぎて、ぶつかって、抜かされていて、なんかちょっとスピードが違うなっていうか、大変だったなっていう話をしてたんです。
街によって歩くスピードってあると思うんですよね。
それはそれで、その街のリズムなのでいいと思うんですけど。
でも、街のリズムに合わせながらも、自分のリズムをどう持つかっていうのはあるのかもしれないなって思います。
周りが早いから自分も早くなる、みたいなことって自然に起きるけれど、そこで少しだけゆっくりしてみると、また違うものが見えてくるのかもしれません。
今日はちょっと実験してみる
ちょっとね、今日、実験じゃないですけど、意識してほしいのは、いつもよりゆっくり歩いてみる、ということです。
そうしてみると、もしかしたら見える景色が変わってくるかもしれませんし、見える、感じ、見えるじゃない、感じ方が変わってくるかもしれません。
同じ道を歩いていても、早く通り過ぎるときには気づかなかったものに気づくかもしれないし、風の感じとか、光の入り方とか、通りの雰囲気とか、そういうものの受け取り方も変わるかもしれません。
何か特別なことをしなくても、歩く速度を変えるだけで、日常の質感って変わるんじゃないかなって思うんですよね。
あの夫婦は街を味わっていた
いやー、でもゆっくりだったな、あの夫婦。
別にね、僕たちより若いくらいなんですよね。だから、なんかこう、あえて体のためにゆっくり歩いているという感じではなくて、本当になんかこう、街を味わっているかのように歩いてたので、すごく印象的な出来事でした。
ただ移動しているんじゃなくて、その時間ごと味わっている感じ。
それが、なんだかすごく豊かに見えたんですよね。
僕たちはつい、目的地に向かうことばかりに意識が向くけれど、その途中をどう歩くか、その途中をどう味わうかっていうところに、実は豊かさがあるのかもしれません。
今日の問いかけ
💫「ゆっくり歩いてみて何を感じましたか?」
歩く速度を少し変えるだけで、見える景色も、感じ方も変わってくるかもしれません。
あの夫婦みたいに、街を味わうように歩いてみるのもいいですよね。
マツダミヒロ
📕 書籍『なんにもしない。』原稿プレゼント https://hs.shitsumon.jp/yohaku

